2006年01月18日
成人T細胞白血病、発症メカニズム明らかになる
Category:[ 健康と病気 ]
成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルス「HTLV―1」が、白血病細胞を増殖させる際、ウイルスが持つ「HBZ」という遺伝子が働いていることを、京都大ウイルス研究所の松岡雅雄教授らのグループが突き止め、17日付の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
HTLV―1による発がんのメカニズムを明らかにした成果で、松岡教授は「治療法開発につなげたい」としている。
白血病細胞の増殖にはこれまで、HTLV―1が持つ「tax」という遺伝子の関与が考えられていたが、松岡教授らは、ATLを発症したすべての白血病細胞でHBZが働いていることを発見。実験でHBZの働きを止めると、細胞の増殖を抑えられたという。
HTLV―1は授乳や輸血、性交渉に伴い、免疫をつかさどるリンパ球「T細胞」に感染。20~80年の潜伏期間を経て、感染者の5%程度が白血病を発症し、ほぼ1年で死亡する。日本では九州・沖縄を中心に約100万人の感染者がいる。
ウイルスは1981年に日沼頼夫・京都大名誉教授が発見したが、発がんのメカニズムは不明だった。
(2006年1月17日17時40分 読売新聞)
僕は母親をこの病気で8年前に亡くしています。当時は有効な治療法もなく、不治の病だった訳ですが、今回の研究成果によって少しでも早く治療方法が確立されることを願っております。
投稿者 zunichi : 2006年01月18日 00:35
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