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2010年03月30日
読んだ本レビュー:平気でうそをつく人たち - 虚偽と邪悪の心理学
平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学
M.Scott Peck 
著者:M.スコット・ペック
翻訳:森英明
出版社:草思社
出版年月:1996/12
目次
■はじめに - 取扱いに注意
■第1章 悪魔と取引した男
ある脅迫神経症患者の場合
■第2章 悪の心理学を求めて
モデルと神秘について
生と死の問題
ボビーとその両親
邪悪と罪悪
ナルシシズムと意志
■第3章 身近に見られる人間の悪
ロジャーとその両親
ハートレーとサラ
精神病と人間の悪
ブードゥー教の夢
クモ恐怖症
■第4章 悲しい人間
はじめに混乱あり
子供か大人か
自分だけのやり方
すてきな機械の夢
勝利なき戦い
邪悪と権力
■第5章 集団の悪について
ソンミ村虐殺事件
個人の悪と集団の悪
集団の責任
■第6章 危険と希望
悪の心理学の危険性
愛の方法論
■訳者あとがき
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★私のレビュー
この本はアメリカの精神科医である著者が、「虚偽の人」「邪悪な人」と判断した人達について書いた本です。
一般に「悪い人」として思い浮かぶのが「犯罪者」だと思います。しかし、この本で書かれている「邪悪な人」というのは連続殺人を犯したような凶悪犯罪者でもなければ、何らかの法を犯して警察に捕まるような人ではなく、ごく普通にいる人に焦点をあてて書かれています。
この本で語られている人たちの特徴
●どんな町にも住んでいる、ごく普通の人。
●自分には欠点がないと思い込んでいる。
●異常に意志が強い。
●罪悪感や自責の念に耐えることを絶対的に拒否する。
●他者をスケープゴートにして、責任を転嫁する。
●体面や世間体のためには人並み以上に努力する。
●他人に善人だと思われることを強く望む。
いろいろな事例のなかで、僕が一番印象に残っているのが「ボビーと両親」・「ロージャーと両親」の話です。
この内容はいづれも、子供を追い詰める・子供の気持ちをまったく意に介さない・しかし自分たちの非は絶対に認めない、といった両親の話です。うつ病などの病気を発症しているのは子供のほうだが、原因は子供には無く親にあるという代表例です。
どこにでもいそうな人たちの中に「邪悪な人」がいるということをいろいろな例をもとに書かれています。ある意味では危険な本であり、この本の「はじめに」の部分にも「本書の取扱いには十分に注意してほしい」という著者の呼びかけもあります。無用な偏見や差別心を抱くことのないように気をつけてください。
人間の心理に興味のある方におすすめですが、取扱いに注意して下さい。
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投稿者 zunichi : 04:13 | コメント (0) | トラックバック
2010年03月28日
読んだ本レビュー:FBI心理分析官 - 異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記
最近、読んだ本ではありませんが、おススメですので紹介したいと思います。
FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
Robert K. Ressler 
著者:ロバート・K・レスラー、トム・シャットマン
翻訳:相原真理子
出版社:早川書房
出版年月:2000/12
目次
1 吸血殺人鬼
2 怪物と闘う者
3 殺人犯との面接
4 暴力に彩られた子供時代
5 新聞配達少年の死
6 秩序方と無秩序型の犯罪
7 プロファイリングとは何か
8 偽装―ごまかしのパターン
9 殺人は繰り返されるか?
10 二人のショー
11 プロファイリングの未来
解説 / 福島章
索引
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★私のレビュー
最近の本ではないですが、何度も読んでる本です。
アメリカで起こった数々の凶悪殺人・異常殺人とその犯人について、FBIの心理分析官だったロバート・K・レスラー氏が綴ったもの。映画『羊たちの沈黙』などの題材にもなっています。
私としては、単純に何十人もの人を殺すような人、殺した人間の血を飲むような異常殺人者とはどんな人間なのか?という興味で読みました。簡単にこれらの殺人者を分類するならば、衝動的なタイプの人と計画的なタイプの人がいるということが分かりました。また、この本で扱われているような残虐な殺人を行う犯人と言うのは、精神的に相当な病を抱えているか、殺人に対する抑え難い衝動や欲求を持っているということが書かれており、ある種の人間研究としてすごく興味深く読めました。
犯罪者心理などに興味のある人はとても面白く読めると思います。こういった犯罪者を犯行の状況から割り出すための、プロファイリングという技術がどのように熟成されていったのか、その重要性なども解説されています。
グロテスクな描写表現が多いのでその点はお気をつけ下さい。
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投稿者 zunichi : 10:25 | コメント (0) | トラックバック
2010年03月24日
皇位継承問題を発端とした水島総氏と小林よしのり氏の対立について考える
この件については、今までに2回、
●小林よしのり氏著 ゴー宣 天皇論 -追撃編- 「陛下のご真意を無視できるか?」(SAPIO 3月10日号掲載)に対する水島総氏(日本文化チャンネル桜 代表)の批判について(2010年2月23日投稿)
●小林よしのり氏のゴー宣内での水島総氏批判は「捏造」や「デマ」であったのか?(2010年3月2日投稿)
上記の記事を投稿しました。特に2回目の記事にはコメントを下さった方やトラックバックしてくださった方も当ブログには珍しく(苦笑)いらっしゃり、また、アクセス解析を見ても関連のキーワードで上記の記事へ訪れてくれている方々が結構いらっしゃり「チャンネル桜ファン」や「小林よしのりファン」には関心の高い出来事となっているのだと思います。
肝心の皇位継承問題に関する討論は予定通り行われ、4時間半にわたるそれなりに充実した議論になっていたと私は思います。この討論で、各先生方から出された論点についてはまとめて、当ブログにも掲載しようと思っておりますので今しばらくお待ち下さいませ。
しかし、この討論を経ても水島総氏と小林よしのり氏の対立は解消することはなく、チャンネル桜での番組「ゴー宣チェリブロ」の継続がかなり難しい状況になっているようです。
私はチャンネル桜の二千人委員会に入っている者です。一視聴者の意見ですが、小林よしのり氏と笹幸恵氏による「ゴー宣*チェリブロ」はチャンネル桜の番組内でも3本の指に入る面白さでした。この番組が無くなるのはチャンネル桜にとっても惜しいし、日本にとっても惜しいです。私はそう思います。
今回の件については私はどうしても水島総氏の対応・言動のほうに多くの問題を感じています。水島総氏が体を張っていろんな行動を起こし、チャンネル桜という真っ直ぐなメディアを運営されていることは凄いと思うし、尊敬も信頼もできる方だと頭では思っています。しかし、今回の皇位継承問題に関わる小林よしのり氏や高森明勅氏に対する言動などをみて、少し気持ち的に引いてしまった、冷めてしまった部分があります。人間の気持ちとは正直なもので、今まで毎日のようにチャンネル桜の番組を見ていた私も、ここ一週間ほど前から見る量はかなり減ってしまいました。
しかし、チャンネル桜を凌ぐメディアは存在しません。「仕抹に困るメディアであり続けます」というのがチャンネル桜の社是のようなものの中にあったかと思いますが、小林よしのり氏は正に「仕抹に困る輩」(笑)だと思います。つまり、チャンネル桜にふさわしい出演者だと私は思うのです。
今回は感情論ばかりですので、このあたりにしておきます。皇位継承問題という一点のみがこじれている原因だとも思うのですが、結果が良い方向に出てほしいと願うばかりです。
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投稿者 zunichi : 02:41 | コメント (0) | トラックバック
2010年03月18日
「ネット書き込みでの名誉毀損めぐり最高裁が初判断 有罪判決確定」を考える
先ずは、下記のニュース記事をご覧下さい。
【MSN産経ニュース】
ネット書き込みでの名誉毀損めぐり最高裁が初判断 有罪判決確定
2010.3.16 18:00ラーメンチェーン店の運営会社が「カルト集団」と関係があるかのような書き込みをインターネットのホームページ(HP)に掲載し、名誉を傷付けたとして、名誉棄損罪に問われた会社員、橋爪研吾被告(38)上告審で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は、橋爪被告側の上告を棄却する決定をした。1審東京地裁の無罪判決を破棄、罰金30万円の逆転有罪とした2審東京高裁判決が確定する。決定は15日付。
ネットの書き込みで名誉棄損が成立するかどうかについて、最高裁が判断を示したのは初めて。
同小法廷は「個人がネットに掲載したからといって、閲覧者が信頼性の低い情報と受け取るとは限らず、ほかの表現手段と区別して考える根拠はない」と指摘。その上で、「不特定多数が瞬時に閲覧でき、名誉棄損の被害が深刻になり得る。ネット上での反論で被害回復が図られる保証もない。ネットだからといって、より緩やかな要件で同罪の成立を否定すべきではない」と結論づけた。
1審は「ネットは利用者が自由に反論でき、情報の信頼性も低い。故意のうそや、可能な事実確認をしなかった場合に名誉棄損罪が成立する」との基準を示し、無罪とした。しかし、2審は「ネットで真実ではない書き込みをされた場合、被害は深刻になる。ネットは今後も拡大の一途をたどると思われ、信頼度の向上が要請される」などとして、名誉棄損を認めた。
判決によると、橋爪被告は平成14年、自らのHPにラーメンチェーン店の運営会社を「カルト団体が母体」などと中傷する書き込みを行った。
※引用元URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100316/crm1003161802029-n1.htm
何年か前にこんなことがあったような気がする、という程度のうろ覚えの事件ですが、裁判では「名誉毀損で有罪」が確定したようです。私は、当然の判断だと思います。
私自身もインターネットを利用することが日常的になっている人間ですが、「ネット」と「リアル」を変に区別したり、分けて考える人が時々いらっしゃるのですが、前提として「同じように」考えるべきでしょう。何故なら、「ネット社会」とは「リアル社会の一部」だからです。勿論、ネット特有の部分やネットにしか存在しない物事なども部分的にはあります。しかし、社会的なルールなどは別で、治外法権で別次元の世界というわけではありません。そこを間違えて理解してしまい、「ネットは自由で何でも許される」かのような感覚に陥ってしまう人が、このような事件を起こしてしまうのだと思います。
「ネットでの掲示板などへの書き込み」というのを、リアルの世界で例えてみると、街中で何かを書いた看板や横断幕を掲げた、或いは空白の場所に何かを書いたようなものです。ただ、「街中」と言っても殆ど人が通ることはない場所もあれば、常に人通りの激しい場所もあり、人に見られるかどうかや、どの程度しっかりと見られるかは分かりません。しかし、このような行為をリアルでする人は、よっぽど確信犯的な人でない限りやらないでしょう。何故なら、それなりの「リスク」を覚悟する必要があるからです。ネットなら、その「リスク」がかなり低い、或いは殆どないと判断して、このような名誉毀損行為をしている人がいるのなら厳しく取り締まられるべきです。
1審の判決で、「ネットの情報の信頼性が低い」という判断を示した裁判官はきっとネットを知らない方なのだと思います。ネットには、ゴミやノイズと言っていい情報も多くあるのは確かですが、テレビ・新聞・雑誌・書籍を凌ぐ信頼性や速報性のある情報もまた多いのです。それらの情報の信頼性が高いか低いかというのは、情報の受け手である各人の判断に委ねられるわけですから、実際に風評被害が全く無かった場合はともかく、そうでなければ虚偽の流布による罪はあると思います。
私自身、ネットでブログをやっていますが「いつ誰に見られるか分からない」ということは前提として覚悟してやっています。政治的な事柄に対する発言、プライベートなこと、仕事に関すること、グラビア画像(笑)など、それらを見てどのように思われるかは全くわかりません。気分を害される方や、悪く思われる方もいるでしょうが、それはそれで仕方がないと思ってやっております。私が自分の人間性について隠したり、一部誤魔化したりして人間関係を築いていけるような器用な人間ではないということでもありますが(笑)。
とにかく、ブログなどをやろうと考える人はある程度そういう覚悟が必要になりますし、そこまで考えたくないという人はSNSなどの公開範囲限定の日記などを利用されればよいと思います。
ルールやマナーは前提としながら、自分にあったスタイルでネット生活を楽しみましょう。
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投稿者 zunichi : 00:52 | コメント (0) | トラックバック
2010年03月02日
小林よしのり氏のゴー宣内での水島総氏批判は「捏造」や「デマ」であったのか?
数日前に、この件について「小林よしのり氏著 ゴー宣 天皇論 -追撃編- 「陛下のご真意を無視できるか?」(SAPIO 3月10日号掲載)に対する水島総氏(日本文化チャンネル桜 代表)の批判について」(2010年2月23日投稿)、という記事をアップ致しました。この中では、私自身の意見や見解などは述べずに、先ず「事実」をしっかりと冷静に確認して頂きたく、主に水島総氏の発言をテキストに起こし、関連動画のリンクと共に情報として提供致しました。
そして、該当発言のあった日から一週間が経ち、この件に関して何らかの良い方向への変化があることを期待しました。しかしながら、状況は良い方向への変化はなく、平行線か寧ろ悪くなっていると感じました。
◆◆◆ 【水島総】言論の自由について ◆◆◆
2010年2月25日(木)放送分(動画:22分45秒)
http://www.youtube.com/watch?v=bjnKn086C2Y
桜プロジェクト木曜日
上記の動画を確認して頂ければ分かるとおり、やはり、小林よしのり氏のゴー宣内での批判を「捏造」であるとして、謝罪してもらいたいと仰られています。
前回の記事では、私自身の意見や見解は述べませんでしたが、今回は私自身の意見を述べたいと思います。ちなみに私は、長年のゴーマニズム宣言ファンであると共に、チャンネル桜を支援させて頂いておる者です。感情的なことを言わせて頂ければ、今回のようなことが起こるのは残念です。本題である、皇位継承問題の中身についての論争ならば大いに結構だと思いますが、そうではない部分での争いなので尚更です。
とにかく、このままでは、チャンネル桜の番組にて討論が行われたとしても、実りある議論にならないような気がしますので、私にできることをしてみたいと思います。
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「小林よしのり氏のゴー宣内での水島総氏批判は「捏造」や「デマ」であったのか?」ということについて、私の意見・見解を述べたいと思います。
先ず、結論から申し上げれば、
「小林よしのり氏のゴー宣内での水島総氏批判は「捏造」や「デマ」ではなく、的確な批判であった。」
というのが私の見解です。先ず、小林よしのり氏がゴー宣内にて水島総氏をどのように批判したのか、確認してみたいと思います。
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SAPIO 2010年3月10日号 ゴーマニズム宣言 天皇論 追撃編 「陛下のご真意を無視できるか?」 72ページより
(小林よしのり氏の発言として描かれている)
「だが、もしもわしの観測がまったくはずれていて、陛下、殿下が「男系絶対」というご意向ならば、わしは直ちにそれに従うとあらためて言っておく。」
「ところが男系絶対主義者の中には、こんなことを言っている者がいるのだ。」
(水島総氏の発言として描かれている)
「万々が一、天皇陛下が女系天皇でもいいとおっしゃったんなら、その時は私も従います。」
「しかし女系天皇を認めたら皇統断絶です!国体の破壊です!」
「それでも天皇陛下が皇統断絶、国体の破壊を選ぶというのなら仕方がないですけれども!」
(小林よしのり氏の発言として描かれている)
「何だこれは?天皇陛下を恫喝しているのか?」
「自分がとてつもなく不敬な発言をしていることに全く気づいていない!」
「女系天皇が皇統に属するか、もしくは皇統断絶になるのか、最終的にその判断を下す資格があるのは天皇陛下だけだ!」
「一介の草莽の臣が、何様のつもりで『天皇が女系を認めるなら仕方がないが、その判断は間違ってるからな!』などと言えるのだろうか?」
「天皇陛下よりも己の方が皇室の伝統についてはわかっていると主張するのか!?」
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以上のような内容の記述があり、この水島総氏の発言として書かれた発言が「捏造」或いは「デマ」であると水島総氏は主張されております。水島総氏の主張は次のようなものです。
●私はそういう言い方はしておりません。
●天皇陛下が「女系も認める」と仰られればそれに従う。不平不満なんて勿論、言う権利もない。良い悪いなんていうことを言いません。
●国体破壊などという言葉は全く言っておりません。
このように、水島総氏は主張されており、であるが故に小林よしのり氏は「捏造をした」「デマを言った」と仰られています。ただ、具体的には水島総氏のほうから、「どこがどうだから捏造だ」とか「ここがこうだからデマだ」というような説明はないので、水島総氏が「捏造」や「デマ」をどのように定義されて仰られてるのか、ということは分かりません。上記のような発言が番組内であったので、この点が水島総氏が「捏造」や「デマ」としている論拠であろうと判断しました。
では、次に小林よしのり氏がゴー宣内で批判された水島総氏の元々の発言を確認して、水島総氏の「捏造」や「デマ」であるという主張について検証したいと思います。
◆◆◆ 【水島総】「皇統の維持」の意味するところとは ◆◆◆
2009年12月3日(木)放送分(動画:14分14秒)
http://www.youtube.com/watch?v=2V1F4g7StoM
桜プロジェクト木曜日
※水島総氏の発言を部分的に抜粋。(発言の全て、或いは全文は動画をご覧頂くか、前回の記事(2010年2月23日投稿)をご覧下さい。)
<---------- ここから ---------->
・一つだけはっきり言わなきゃいけないのは、「皇室の存続」つまり「皇統の維持」というのを願うということはですね、私は「女系になる」というのは、もう、皇統で無くなる。ここのとこの理解が、もの凄く必要だっていうことです。
・「皇室の存続、皇統の維持」というのは、これは、女系に変わるということは、もう、皇統では無くなる。つまり、女系をやるということは皇室の存続、皇統の維持というものを願っていないということ、いう風に考えなきゃいけないってことです。
・男系男子という2600年以上続いた、この、流れが途絶える、女系に変わるということは、皇統の断絶であります。つまり、女系がいいという人たちは、皇統の断絶を願ってる。これは、私たちの認識であります。
・こんなことは無いとは私は思いますけども、もし、今の今上陛下が愛子内親王殿下でもいいと、こういう形の女系でもいいと、もし、仰るならば私は従います。しかし、ここにおいて、2600年の皇統は断絶し、新たな皇室という、別のものの皇室が生まれるということでありまして、全く新しい時代が来るということでありまして、継承でも何でもない。ということを、はっきり、私たちは自覚しなければいけない。
・陛下の大御心で、そういうことをお決めになるなら、私はそれに従いたいと思います。何の文句もありません。陛下が、本当に直接、そういうことを国民に呼びかけられ、或いは、そういう勅語というか御言葉というか、こういうもので仰れば、私は従いますけれども、まあ、そういうことは無いと思いますけれども、そういうことだと思います。ただ、それも、日本の文化の精髄、国体がそこで、天皇陛下のお言葉によって断絶がされるということで、それは、私は従いたいと思いますけれども、そういうことはありえないと思います。
・皇統を断絶するような行為、このことに関しては、非常に私たちは絶対に反対するということであります。皇統を断絶する行為であります。これは断言します。はっきり。女系というのは皇統断絶の行為であります。そこを間違えてはいけない。
・私たちはそれを自覚した上で、陛下がお決めになるなら認めます。つまり、皇統を断絶して新しい皇室を始める、こういう形の天皇陛下のお言葉だったら、それは私は認めますけども、これは男系と共に女系による継承、これを可能にするなどということは、皇統断絶行為でありまして、2600年の先祖の意思に背く、大変、私から言えば、はっきり言いますけども、反逆行為であると。はっきり思うわけであります。
<---------- ここまで ---------->
▲検証① 「私はそういう言い方はしておりません。」
水島総氏の仰られる「そういう言い方」というのが、「言葉の使いまわし」や「一言一句、正確に引用されていない」ということなのか、或いは「怒ったような顔で、語気を強めて発言しているように描写された」ことに対することなのかは分かりません。それら全てなのかもしれません。
では、どういう言い方であったのかというと、私が上記に示した言い方をされておりました。動画を確認すれば、もっと正確に把握して頂けるでしょう。
先ず、私が該当のゴー宣を読んでどう思ったのかといえば、特に違和感を感じることも無く、水島総氏の発言部分も「こんなようなことを仰っていたな。」と思いました。勿論、私は2009年12月3日の放送は当日か翌日あたりに見ていて、その時も、水島総氏の発言には全く納得できず、高森明勅氏を皇統断絶を目論む人であるかのように言ったり、「陛下が仰られれば従う」と言いながらも、「それは陛下が皇統断絶を選んだということである」という主旨の発言をされることに、多少の苛立ちも感じました。
ですから、私の主観的判断では「水島総氏はそういう言い方をされておりました。」と言わざるを得ません。
また、ゴー宣のみを読んでいる読者がどのように受け止めるかということに対する危惧を水島総氏が感じておられることが、2010年2月19日の番組内の発言から見て取れます。このことについても、私の判断では、動画などにて元発言を見たときのほうが、もっと印象が悪く受け止められる可能性が大いにあると思います。私は、ゴー宣で描かれたコマが実際よりも酷く、或いは悪く描かれてるとは思いません。
ただ、この判断はそれぞれの方がそれぞれの主観で感じることであり、一概には言えません。この件に関して言えば、「男系男子絶対」という考えをお持ちの方と「女系容認」という考えをお持ちの方では、その人物に対する思い入れというのも加わってきます。
これらのことを加味し、先ずは、水島総氏本人がゴー宣を読んで、どのように感じ、認識されたのかを具体的にされるべきであると同時に、何人かの第3者に、どのような感想を持たれるかということを聞いてみるべきだと思います。
▲検証② 「天皇陛下が『女系も認める』と仰られればそれに従う。不平不満なんて勿論、言う権利もない。良い悪いなんていうことを言いません。」
この件については、確かに水島総氏は「陛下が仰られればそれに従う」と言われております。しかし、不平不満や良い悪いという主旨の発言も同時に以下のように言われております。
・女系を選ぶことは皇統の断絶である
・継承でも何でもない
・天皇陛下のお言葉によって断絶されるということ
・反逆行為である
ただ、水島総氏はどうやら「陛下に対して言っていない」ということを主張されているようです。
小林よしのり氏が、ゴー宣の中で、
「何だこれは?天皇陛下を恫喝しているのか?」
「自分がとてつもなく不敬な発言をしていることに全く気づいていない!」
と書かれたことに対し、
・こういうですね、ありもしないことを、嘘をつく
と、水島総氏は2010年2月18日の番組で言われております。ただ、小林よしのり氏がゴー宣内に書かれた水島総氏の発言は、要約されたものであり(※1)、意図や主旨からしても的確なことが書かれており、事実無根と言えるような内容だとは思いません。水島総氏の元々の発言と比較してみれば、殆どの方は「ほぼその通り」と思われるのではないでしょうか。
「陛下に対して言っていない」「天皇陛下を恫喝してはいない」「自分は不敬な発言はしていない」というのが水島総氏の主張だと思われます。しかし、水島総氏がいくら「陛下に対して言っていない」と言われても、発言の内容からして「陛下を恫喝しているのと同義である」とみなされても全くおかしくありません。CS放送とはいえテレビメディアでの発言は、特定の誰かに対しての発言として括ることはできないし、公(おおやけ)での発言ですから誰に対してもあてはまるものだと思います。新聞や雑誌でも同様だと思います。
また、他の人に対しては「女系を選ぶのは皇統断絶だという自覚が必要です」「継承でもなんでもない」「反逆行為だ」と言われていて、陛下の前では「ははぁー、仰せの通りに」という態度をとられるというようなことを言われてますが、この発言にも首を傾げざるを得ません。「反逆」とまで言われるのであれば、陛下に対しても、恐れ多くもご進言なされるべきではないのでしょうか?。
(※1):2010年2月25日放送の番組内にて、小林よしのり氏に電話で問い合わせたところ、「発言は要約して書いた」という返答があったとの報告がありました。
▲検証③ 「国体破壊などという言葉は全く言っておりません。」
この点については、水島総氏の言われる通りで確かに「国体破壊」という言葉は言っておられません。
しかし、同様のことは何回も述べられているのに、このことに固執される理由が私には分かりません。「国体破壊」という言葉が禁句中の禁句であり、絶対に口にしてはならぬというように言い伝えられてきたかのような次元の言葉であるなら分かりますが、どうなのでしょうか?。
最初に、私は水島総氏は言っておられないと書きましたが、今回の論議の本筋ではない部分では2009年12月3日の放送の中で、
「中国、或いは朝鮮、こういう反日外国諸国の一番の希望は、日本の中心の国体を破壊すること」
という発言が後半のほうにあります。
◎結論 「小林よしのり氏のゴー宣内での水島総氏批判は「捏造」や「デマ」であったのか?」
勿論、これは私が最初に述べたとおり、「捏造」や「デマ」とは言えないというのが、私の意見であり見解です。水島総氏があのように憤慨し、感情的に何故なられているのか理解に苦しみます。漫画での描かれ方が気に入らなかったからでしょうか?。女系容認論者を敵と見なすが故でしょうか?。できれば、この件については、ご自分の主観だけではなく、他の方の意見や感想もお聞きになられた上で、改めて判断して頂きたいと思います。
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以上が、私の意見・見解です。正直申しまして、今週、行われる予定のチャンネル桜での討論がどうなるのか心配でなりません。実りある議論になることを願うばかりです。
また、一応お断りしておきますが、私は水島総氏を攻撃したいが為に、このようなことを書いているのではありません。これまで、2年ちょっとチャンネル桜を視聴してきて、今回のように水島総氏の言動に異議を感じたことも、申し上げたこともなく、今回が初めてです。小林よしのり氏も水島総氏も信頼できる方だと思っているので戸惑いもあります。しかし、今回の水島総氏による小林よしのり氏批判は「不毛」で「不適当」だと感じております。
ただ、今回の件によってチャンネル桜の支援を辞めるなどということは全く考えておりませんし、この先、代表である水島総氏が三回間違えをされようが五回間違いをされようが、支援していきたいと思っております。
以上になります。実りある議論が行われることを願っております。
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投稿者 zunichi : 23:08 | コメント (10) | トラックバック
